Prowrestling WAVE













「CATCH THE WAVE 2014〜波女決定決勝トーナメント〜」
★7月27日(日)東京・後楽園ホール 観衆=888人


1、DUAL SHOCK WAVE次期挑戦者決定戦(20分1本勝負)
○飯田美花&旧姓・広田さくら(5分3秒、ヒザ十字固め)渋谷シュウ●&チェリー
※もう1組は紫雷美央&木村響子



 5月から熱戦が繰り広げられてきたCATCH THE WAVEもこの日が最後。
全11試合がラインアップされるなかオープニングマッチに選ばれたのは、
DUAL SHOCK(WAVE認定タッグ王座)の次期挑戦者を決定する3WAYマッチだった。

 名乗りをあげたのはクラシックギャルズ(渋谷シュウ&チェリー)、紫雷美央&木村響子、飯田美花&旧姓・広田さくらの3チーム。
この試合を制したチームが、8・24新宿大会でLas Aventureras対ヤンキー二丁拳銃の勝者組とタイトルを懸けて対戦することが決まっている。
 3チームともに様子を見ながらのスタートとなったが、チェリーvs美央vs飯田、木村vs広田vs渋谷の順でまずは顔合わせ。
そこから広田が木村&美央に捕まりはじめる。
美央は619、ローキックと広田を追い込むが、飯田が滑り込みカウントを妨害していく。
 その間、クラシックギャルズは場外で待機。どうやらファーストコンタクトで渋谷が左足を痛めたようだ。
 一方、リング上では広田が巻き返しにかかる。
木村にミステリオラナからのバックブローを連発。ここでチェリーが戦線復帰し木村を横取り!? 
不意打ちの春夜恋で丸め込む。あわやのシーンを作り出したが、これも飯田がカットに入る。



 ここでクラシックギャルズは美央にサンドイッチラリアットを炸裂させると、チェリーが一人サソリ固めで渋谷のお膳立て。
いい流れを作ったあと、渋谷が木村をタイムマシンに乗車させようとするが、これも飯田がカット。

 逆に飯田がヨーロピアンクラッチで渋谷を丸めるがカウント2。
ここから3チームが入り乱れての混戦となったが、飯田が渋谷にヒザ十字を極めると、渋谷はギブアップするしかなかった。

 この結果を受け、次回新宿大会でのタッグ王座は、CATCH THE WAVEのMVPコンビ飯田&広田が獲得した。


2、CATCH THE WAVE決勝トーナメント準々決勝(時間無制限1本勝負)
<TSUYAYAKAブロック3位>○大畠美咲(5分44秒、エビ固め)
藤本つかさ●<ADEYAKAブロック2位> ※ツカドーラを切り返して

 2014年のCATCH THE WAVE決勝トーナメントに進んだのは、桜花由美、藤本つかさ、中川ともか、志田光、松本浩代、大畠美咲の6選手。
 トーナメント準々決勝の第1試合はTSUYAYAKAブロック3位の大畠とADEYAKAブロック2位の藤本による対決となった。
いつもはタッグを組んでいる2人だけに混戦は必至だ。



 速攻決着を狙う藤本は選手コールが終わるやいなやドロップキックで奇襲すると、そのまま場外へ。主導権を握ったうえでリングに戻り、ミサイル弾に串刺し低空ドロップキックを発射する。

 大畠もバックブローの乱れ打ちからジャーマンSHを敢行。さらには花マルどっかんを狙うが、切り返す藤本。
ならばとバックブローからのブルーダリアを狙った大畠だったが、これも切り返した藤本がヨーロピアンクラッチへ。
キックアウトされるとすぐさまドロップキックを放つ藤本だったが、両者ダウン。

 先に立ち上がった藤本はサッカーボールキックを連発。
返されるとクロスフェース、極楽固めで絞り上げる。
エスケープされると、ダイビング・ネックブリーカードロップで追い打ちをかけていく。

 劣勢の大畠だったが、ビーナスシュートをかわすと丸め込みを連続。
キックアウトした藤本は延髄からのビーナスシュートを炸裂させると、ツカドーラへ!



 しかし、カバーの瞬間、カラダを反転させた大畠が執念でフォール! 
団体力を掲げ奇跡の決勝トーナメント進出を果たした藤本のミラクルもここまでとなった。
潔く握手を求めた藤本は自分のアームカバーを大畠に託してリングを降りた。


3、CATCH THE WAVE決勝トーナメント準々決勝(時間無制限1本勝負)
<ADEYAKAブロック3位>○中川ともか(5分10秒、高角度120%スクールボーイ)
松本浩代●<TSUYAYAKAブロック2位>

 続いて中川vs松本のエスオベーション対決へ。
ヘッドロックの攻防から徐々にギアをあげていった松本はショルダータックルで吹っ飛ばすと、串刺し攻撃で中川を圧殺する。



 さらに中川をファイアーマンキャリーで担ぐと、場外に投げ捨てるという危険な技。
すぐさまトペの体勢に入ったが、これは中川がリング下から足止めして未遂に終わらせる。



 中川はジャンピング延髄から唸れ豪腕を狙うが、松本もガード。
攻守を入れ替えた松本はぶっこ抜きバックドロップ、カウンターのバックエルボー、バックドロップとパワーで畳みかける。
キックアウトされると旋回式ライガーボムを狙ったが……
中川が高角度の120%スクールボーイで逆転勝利! 最後の波女へ執念を見せた。


4、DUAL SHOCK WAVE認定タッグ選手権試合(30分1本勝負)
<挑戦者組>○木高イサミ&宮本裕向(13分9秒、片エビ固め)
浜田文子&山縣優●<王者組>
※勇脚・斬。Las Aventurerasが5度目の防衛に失敗。
ヤンキー二丁拳銃が第10代王者組となる

 3・2後楽園でノンタイトルマッチながら王者・Las Aventurerasを下したヤンキー二丁拳銃。タイトル奪取に色気をみせると、大畠美咲&紫雷美央がすかさず待ったをかけたが、これを難なくクリア(4・20札幌)。この結果を受け、Las Aventureras対二丁拳銃という性別を越えたタイトルマッチが組まれることとなった。

 まずは山縣vs宮本がリストロックからのグラウンドへ。
続く文子vs木高ではエルボーの打ち合いで激しくぶつかり合う。

 木高に対し集中砲火を浴びせるLas Aventurerasは、山縣のロープ越えフットスタンプ、文子のサマーソルトドロップと波状攻撃を仕掛けていく。
ローンバトルを強いられた木高だが、山縣にカウンターのドロップキックを放ってようやく宮本と交替する。


 宮本は山縣にヒップトスからの低空ドロップキック。
コブラツイストで絞り上げたが、文子がハイキックでカットに入る。
怒った宮本は文子をボディースラムで叩きつけると、「後楽園ホールのみなさん愛してま〜す!」とダイビング・チョップ攻撃を狙うが、文子が手をクロスしてガードすると、横から木高が「愛してま〜す」と代わりにダイビング・チョップ! 
息のあったところをみせた二丁拳銃はさらに連係攻撃を成功させると、宮本がムーンサルトプレスで追撃する。
 文子も寸前でかわすとアイコノクラズムで応戦。
山縣のリバースニードロップを挟んで、お返しのムーンサルトプレスを投下する。
カバーに入ると、木高がダイビング・ダブルニードロップでカットに入るが、文子もよく見ていた。

 木高のダブルニードロップを宮本に命中させ、五分五分のまま選手交代となる。
 山縣vs木高へ。木高のキックはカウント2。
山縣もクロスフェースでお返しすると、文子のハリケーンドライバーを挟んで、合体ミサイル、合体フットスタンプを敢行する。
そしてフェースクラッシャーで畳み掛けたが、これは宮本がカットイン。
 命拾いした木高は垂直落下ブレーンバスターを放つと、一気に勇脚・斬へと繋げて3カウント!

 WAVE初の男性チャンピオンとなった。
完敗を認めたLas Aventurerasは、二丁拳銃にベルトを巻いてあげると、文子が「もう1回」のアピール
ノーサイドとなったところで二上美紀子社長が賞状を読み上げた。



 さらにマイクを続けた二上社長は「次回の防衛戦は8月24日、新宿FACE大会でお願いします。
飯田と広田です。宮本選手のスケジュールを調べたところ、昼夜で大会がありますが、どうにかして調整して出ていかないと剥奪になりますので、よろしくお願いします」と、新王者組にしっかりプレッシャー。
果たして宮本はタイトルマッチに来られるのか!?

◎ヤンキー二丁拳銃コメント
宮本「(賞状を見て)なんだこれ!? 字、超汚いじゃねえか。ひどいだろ、これ。合ってるのイサミだけじゃねえか。俺らが勝つと思ってなかったのか?」

イサミ「急きょ書いた感じが半端じゃないね。まあまあ、タイトルマッチも急だったけどね」

宮本「急でしたけど、でも初じゃないですか? 女子プロレス界のベルト取った男子は」

イサミ「(アイスのベルトを男子が取ったことがあります)俺がリボンタッグ持ってたわ」

宮本「WAVEでは初でしょ?」

イサミ「男子だけっていうのはそんなにないですよね。WAVEの歴史に刻みましたね。(王者組はどうだった?)強いですよ」

宮本「すごくいい蹴りもらいましたね。痛かったな。女子プロレス、意外にガッチリなんで、すごいですね」

イサミ「僕は体重70kgしかないけど100kg、120kgの人とやってるから、そんなに力はないだろうと侮ってる部分が。あのチームとは1回やってるけど、タイトルマッチだから向こうも懸かってるものがあるから、負けられないというのがあったのかもしれないですけど、それぐらいの力と気迫と技術を感じましたね。強かったです。あのチームに勝ったから、このベルトを取った意味があるみたいなところがあります」

宮本「そうだね。連係とかしっかりしてるし、よく考えてるなと思いました」

イサミ「お腹に穴があいたかと思いました」

宮本「いっぱい顔に蹴り食らった。(久しぶりのベルトだが?)せっかく取ったんですから、宣伝していきますよ。WAVEのベルトここにありと」

イサミ「巻いてるのは二丁拳銃ですと言って」

宮本「いろんなところにいってWAVEのベルトを見せつけていきますよ。(次期挑戦者は広田&飯田だが)V1は決定ですね。といってもいいんじゃないですかね」

イサミ「ストックが1たまっている状態から始まるね」

宮本「(相手の知識はある?)広田さんは昔、トゥナイト2で見てた。あのころ真面目にやってたんだよ」

イサミ「今回のリーグ戦ですごかったんだよ。始めの方でバーッと勝って」


5、スクランブルza・boon(20分1本勝負)
○下野佐和子&山下りな(4分42秒、片エビ固め)春日萌花&F・日本橋●
※ケンタッキーボム

 下野&山下の同級生タッグがダブルのショルダータックルで先制すると、春日&フェアリーもドロップキックでお返し。
そこから戦況は山下vs春日に移行していく。
パワーに自信を持つ山下はショルダータックル、ラリアットで春日を吹っ飛ばすと、下野が串刺し攻撃で続く。



 さらに下野は春日をファイアーマンキャリーで担いだが、春日も反撃のコルバタ、ダイビング・ボディーアタックでフェアリーとタッチ。

 すかさずフェアリーはでんでんクラッチを狙ったが、カウント2に終わると、山下が両腕ラリアットで春日&フェアリーをぶった切る。
立て続けに下野の雷電ドロップ、山下のバックドロップ、下野のバックフリップが決まると、仕上げは下野のケンタッキーボムだった。


6、CATCH THE WAVE決勝トーナメント準決勝(時間無制限1本勝負)
○大畠美咲(3分48秒、ブルークラッチ)桜花由美●<ADEYAKAブロック1位>

“決勝トーナメント進出が最低条件”と二上社長に高いハードルを課せられたRegina・桜花由美。なんとか条件はクリアしたものの、王者としては負けられない試合が続く。

 そんな桜花に突っ込んでいったのは大畠だった。
腕には前の試合で藤本から託されたアームカバーをはめている。
早速、場外で激しくぶつかり合う両者。
リングに戻ると、大畠が丸め込みで一気に攻め込むが、桜花もカウンターのビッグブーツ。
さらにはネックハンギング・スープレックスを放つと間髪入れずにビッグブーツを叩き込む。



 キックアウトされるとネックハンギングボムを決めた桜花だが、これもカウント2。
ならばとカカト落としに垂直落下ブレーンバスターと畳み掛ける。



 大畠もカウンターのバックブローを放つがカウント2。
さらにはブルーダリアを狙うが、かわした桜花がロープに走りビッグブーツの体勢に入る。
これをかいくぐった大畠がブルークラッチで丸め込み、2年連続の決勝進出を決めた。


7、CATCH THE WAVE決勝トーナメント準決勝(時間無制限1本勝負)
<TSUYAYAKAブロック1位>○志田光(6分26秒、エビ固め)中川ともか●
※魂のスリーカウント

 TSUYAYAKAブロックを無敗で勝ち進み、今もっとも勢いに乗る女といっても過言ではない志田光。
恒例の太ももには「まず一勝」の文字が書かれている。



 対するは、破壊する女・松本を下し勝ち上がってきた中川ともかだった。
まずは手四つの体勢から中川がバックを取ると、志田もリストロックで切り返していく。

 ならばと中川が顔面キックを見舞えば、志田もパワースラムでお返し。
そして逆エビ固め、風車式バックブリーカーと腰を攻め込む志田。
さらにはフェースクラッシャーに繋げたが、中川が着地で逃れてドロップキック。
志田もこれを冷静にかわすと、助走なしのスリーカウントを叩き込む。

 さらにはロープ越えブレーンバスターを放った志田だったが、中川もジャンピング延髄を決めると唸れ豪腕で飛び込んでいく。



 志田もキックアウトするとファルコンアローで反撃。
中川は120%スクールボーイを狙ったが、蹴り飛ばした志田がジャンピングニー! 
魂のスリーカウントへと繋げて快勝!! 無敗記録を伸ばして決勝の舞台へと登り詰めた。


8、コミカルWAVE(20分1本勝負)
○ 華名&紫雷美くら<旧姓・広田さくら>(0分19秒、体固め)
救世忍者・乱丸●&ハイビスカスみぃ
※エルボーバット
◎再試合
○乱丸&○みぃ(5分10秒、横入り式エビ固め)華名●&紫雷●
※ダブルフォール

 試合前、華名がやりづらい相手を連れてくると公表していた乱丸。
Xとして登場したのは、華名がケンカ別れした紫雷美央……に扮した旧姓・広田さくらだった。
確かにやりづらそうな華名だったが、開始早々、乱丸にエルボーを放ち、なんと秒殺!?

 珍しく負けを認めた乱丸は「ありがとうございました。私たち凡女美ィーナスはこの試合を持ちまして……」と解散宣言をはじめたが、広田がマイクを奪って「歯もさっきの試合で飛ばして来てるのに、華名さん! 何秒殺してるんですかっ!ということで、もう1回。
使い物にならないなら引っ込んでおけ!!」と自ら先発して再試合のゴングが鳴らされた。

 今度は広田vsハイビスカスみぃでスタートすると、美央になりきった広田が延髄斬りに619を決める。
さらに連係を狙った華名&広田だったが、同士討ちとなると案の定、仲間割れ。

 続いてみぃvs華名へ。
優しいチョップ合戦が繰り広げられ、2人が裏で繋がっていることを伺わせたが、みぃがピンチに陥ると、乱丸が身を投げ出してみぃを守る。
この行動にみぃも感動。
今度はみぃも乱丸をかばっていく。
お互いを思いやる気持ちを再確認した凡女美ィーナスはようやく和解ムードへ。



 一方、なんちゃってトリプルテイルズ. Sも広田が華名のピンチを救うと、華名の方から「美央〜」とこちらも和解ムード。
仲直りのキスに酔いしれたが、背後から凡女美がスクールボーイで丸めてダブルフォールを奪ってみせた。

 勝ったにもかかわらず乱丸は「一緒にやれて楽しかったです。私たちなにわ凡女美ィーナスは解散します」と、深刻なトーンでファンに挨拶。
みぃも「それに伴い8月の半ばOSAKA女子プロレス新木場大会は……」と続けると、乱丸が「新しいタッグチーム名で行くで〜!」とネタばらし。



 5月から続いた女子プロ界イチゆるい凡女美ィーナス解散騒動は、これにて一件落着となった。


9、CATCH THE WAVE3位決定4WAYマッチ(時間無制限1本勝負)
○中川ともか(6分17秒、120%スクールボーイ)桜花由美●&藤本つかさ●
※中川の3位決定。退場順=松本浩代、桜花&藤本

 決勝に進めなかった中川、桜花、藤本、松本による3位決定戦が、オーザー・ザ・トップロープルールありの4WAY形式でおこなわれた。
スタートダッシュをかける松本は藤本をオーバー・ザ・トップロープで排除しようとしたが、失敗。



 ならばと松本は中川を捕まえおんぶ式ニードロップ、さらにはリバーススプラッシュを狙ったが、桜花&藤本がカットに入りそのまま松本をエプロンへと放り投げると、突き落とされた松本が場外へと転落。最初の脱落者となった。

 続いて藤本が桜花にミサイル弾、中川にはダイビング・ボディープレスを同時に決めて流れを掴むと、中川にビーナスシュートを狙うが不発。

 逆に桜花が藤本にカカト落としを放ったが、藤本は中川と手を組みツープラトンのブレーンバスターを狙う。
これを堪えた桜花がブレーンバスターでやり返すと、藤本&中川にダイビング・ボディーアタックで追撃。だがカバーの瞬間に切り返され、焦る桜花。

 その焦りをかき消すように、藤本、中川に交互にビッグブーツを放って行く桜花。
中川がカウンターキックでお返しすると、藤本も延髄からのビーナスシュートを放つ。



 桜花も藤本にネックハンギングボムで応戦。そこに中川が唸れ豪腕で飛び込み大混戦となる。
3選手がダウンとなったが、立ち上がった桜花がネックハンギングボムを放つと、藤本もウラカンラナに切り返していく。
ならばと桜花はタイガースープレックスを狙ったが、藤本も堪える。
そこに中川が120%スクールボーイで飛び込んでいき、2人をまとめてクルリ! 
波女は逃したものの、3位の成績を手にした。


10、CATCH THE WAVE YOUNGブロック決勝戦(時間無制限1本勝負)
○小林香萌(8分30秒、ラ・マヒストラル)夏すみれ●

 単独ブロックとして開催された2014年のヤングブロックは4選手が同点で並ぶ大混戦。
そこから勝ち上がった小林香萌と夏すみれが決勝の舞台に進むこととなった。
 夏はニューコスチュームで登場。そのまま小林に突っ込んでいきゴングとなった。エルボー合戦からドロップキックを放つ夏。



 ボディースラム合戦を挟んで、今度は小林がエルボー連打にボディースラムで反撃に出る。
 ロープに走った小林をエルボーで迎撃した夏がダイヤル固め。
ジャパニーズ・レッグロールクラッチで丸めるがこれもカウント2。
すぐさま夏はクロスボディーを連発していく。

 押さえ込みの応酬を挟んで、夏は回転エビ固め。
キックアウトした小林もショートレンジラリアットを連発。
さらにロープに走った小林に、夏はカウンターの首固め。
フェアリーを下した技だがカウント2止まり。

 

一方、小林はドロップキック、セントーンと逆襲に出る。
その場跳びムーンサルト、ミサイル弾と追撃したが、いずれも返されると秘策のラ・マヒストラルで3カウント。
小波女の座を獲得したのだった。


11、CATCH THE WAVE決勝トーナメント決勝戦(時間無制限1本勝負)
○志田光(12分23秒、エビ固め)大畠美咲● ※魂のスリーカウント

 2014年の決勝戦は、フリーになったばかりの志田光と、前人未踏の2連覇を狙う大畠美咲だった。
大畠は過去のメダルを持って入場。並々ならぬ意気込みを感じさせる。

 慎重な立ち上がりで相手の出方を伺う両者。
静寂を破った志田が串刺しニーでご挨拶。
さらに志田はエプロンに大畠をうつ伏せに設置。
場外で助走を取ってランニングニーリフトを決める。

 5分経過。志田がキャメルクラッチを極めると、大畠は噛みつき攻撃で脱出。
志田が「もう一発食らえ!」と串刺しニーを狙ったが、今度は大畠もかわしていく。
すかさず低空串刺しボディーアタックを狙った大畠だったが、志田も読んでいた。
逆に志田が串刺しダブルニーアタックで追撃する。



 諦めない大畠は、串刺し式低空ボディーアタックを執念で決めると再び場外へ。
志田のブレーンバスター、大畠のジャーマンがそれぞれ決まる。

 リングに戻ると、志田がコーナーへ。
追いかけた大畠が雪崩式カサドーラ。花マルどっかんと畳み掛ける。

 志田も後頭部へのランニングニーを見舞うと、カウンターのジャンピング延髄。
ファルコンアローを放つがこれもカウント2。



 丸め込みでの勝利を狙う大畠だったが、踏ん張った志田がそのままブレーンバスターで切り返すと、すかさずスリーカウントへ!

 キックアウトされると志田は大畠をコーナーに据え雪崩式ファルコンアローを敢行。
間髪入れずにスリーカウントを叩き込むが、カバーの瞬間、切り返した大畠。
だが、なんとかキックアウトした志田がショートレンジのスリーカウントで突っ込み3カウントを奪った。



◎表彰式
 興奮さめやらぬなか、各賞の発表へ(下記参照)。
次々と選手にトロフィー、賞金が手渡されるなか、敢闘賞、技能賞、ベストバウトと3度も広田が名前が呼ばれると、大きなどよめきが起こった。

 そして最後は波女となった志田が「私の選択は間違ってなかったと思います。まず波女になって一番にやることはWAVEのベルトを取る事だと思っています。そしてそのあと私は女子プロレス大賞を取ります。今年の波女として精一杯この1年プロレスを愛して、プロレスを頑張って、世界に広めて一番、カッコいい志田を見せます。ありがとうございました」と感極まりながらのマイク。
2014年のCATCH THE WAVEを満面の笑顔で締めくくった。

【各賞】
殊勲賞=飯田美花
敢闘賞=旧姓・広田さくら
技能賞=旧姓・広田さくら
ベストバウト=5・13新木場◎木村響子VS旧姓・広田さくら
ベストパフォーマンス賞=藤本つかさ率いるアイスリボン

小波女=小林香萌
3位=中川ともか
2位=大畠美咲
1位=志田光



◎志田光コメント
志田「うわーーーー、やっぱりフリーになってから凄く精神的にも大変だったし、一人なんだ……とアイスリボンのセコンドを見て(思って)たので、一人だと実感しましたけど、私は、選択は間違ってなかったと胸を張って言えます。厳しい世界にひとりで身をおいて結果を残せたのは自信に繋がるし、辛いなかでしか生きられないんだなと思いました。これからは、フリーになって団体に入ってないから自由にやってるとかたくさん言われると思うけど、胸を張って女子プロレス界を引っ張る!と言えます。

(リーグ戦を改めて振り返ってみて)
私たちのブロックの選手たちがこの先もっともっと目立って女子プロレスを引っ張って行くなかでこのリーグ戦に出てた選手はライバルとして競い合っていくと思うので、私はそのリーダーとして引っ張っていかないといけないし、切磋琢磨してやっていけたらもっともっと広がっていくんじゃないかなと思います。

(負けなしの優勝だが)そうですね。うれしいです。

(賞金は?)
100万円のことあまり考えてなかったんですけど、でももっともっと志田光をプロレス界を世界中に広げるために海外で自主興行をやりたいと思います。100万円じゃできないけど、これをもとにできていったらいいな、と思います。

(いよいよタイトルだが)
まずそこですね。ベルトを取ること。そして、そのベルトを持って自主興行できたら最高。桜花さんには北海道で負けているので今度こそあのベルトを腰に巻きたいと思います。取ります。足を攻めます。北海道では足を攻めたけど最後ダメだったので、今度こそは徹底的に足を壊したいと思います。

(タイトルの日は決まっている?)
決まってないみたいですけど、タイトルを持っての自主興行ってカッコいいじゃないですか。なので新宿FACEでやりたいと伝えます」


◎大畠美咲コメント
大畠「入場した時からお客さんが期待してるっていうのはわかってたので、凄く力になったけど、CATCH THE WAVEって実力だけじゃなくてその年に誰が乗っているかと思うんです。今年は志田がフリーになって乗ってたというだけで、私が完全に実力で負けたと思っていないし、私は4年連続CATCH THE WAVEの決勝トーナメントに残っているんです。6年連続で出場してるのも私だけ。その自信は揺らぎません。アイスリボンに所属してる時は簡単に勝てた相手なので、後輩だし、でもよく成長したなって思います。上から目線ですけど、今年は志田だったのかなって。2連覇の思いは負けてなかったけど、足りなかったのは勢いかな、と。

(桜花を破っての決勝進出だったが)
タイトルホルダーに勝ったということは私にも挑戦する権利がある、志田が取ったら志田に挑戦してもいいし、桜花が守ったらあおってやろうかと思います。悔しくないのかってあおります」



◎小林香萌コメント
小林「勝ててよかったです。団体が潰れたりとか、自分的に不調だったりとかいろいろあったなかでのリーグ戦だったので、いつも以上にピリピリしている部分があったので、いろんな成長に繋がったかなと思います。

(決勝は?)
いろんな思いで優勝しなくちゃというそればかりだったので、気持ちで夏さんに勝った。
それが結果に出たかなという感じです。

(初代・小波女だが)表彰式で初代と聞いて、ちょっと感動しました。

(今後の目標は)
一番近い目標としてはこのあとにディアナさんがあるのでタイトルマッチなので、まずそれを取って、今後の自分に勢いづけたいかなと思います。

(50万円は)
美央さんがあけてくださって50万確認しました。
いったん落ち着いて使い道は考えようかなと思います」



















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